今年から会場が「ベルサール高田馬場」変わりました。昨年までの会場は座席が狭く詰め込んでいる感じが満載でしたが、今年の会場は座席に余裕があり良かったです。一方で、この会場がJR高田馬場駅からの導線を中心に考えられているため、逆方向から入ると受付が分かりにくいという問題も。B会場側から行った私は、受付にたどり着けず迷大人になりました。同じように徘徊している人を数名見かけましたので、B会場側にも誘導員を配置して頂けると有り難かったです。
少し迷大人をしていましたので、開演に1分程遅れてしまいました。
2019年 日本株相場展望
「揺れる世界情勢の中で日本企業に勝機はあるのか」というテーマで、チーフ・ストラテジストの広木 隆 氏の公演です。
さすがメディアなどに登場されれているだけに、アイスブレイクトークが上手い。正直、そこが一番印象に残りましたが、要点をまとめると以下の通り。
さすがメディアなどに登場されれているだけに、アイスブレイクトークが上手い。正直、そこが一番印象に残りましたが、要点をまとめると以下の通り。
- 3年の景気サイクルを考えると2018年が軟調だったのは自然であり2019年前半に転換する
- 中国市場も底割れせずに回復の兆しが見える
- 各種経済指標も2019年に入り良くなってきている
- 日本企業の稼ぐ力は相当に高くなっているが株価が低く放置されている
- 景気敏感株に期待している
- 人生は不平等
- 松本 大 社長の奥様が大江 麻理子 さんで羨ましい
2019年経済予想
「避難通貨はドルと仮想通貨」というテーマで、参議院議員の藤巻 健史 氏の公演です。個人的にブログも読んでおり、どんな内容か興味を持っていましたが、さすが期待通り日本経済は破綻するという一貫性のある(そして説得力のある)内容でした。氏の主張は極論かもしれませんが、リスクに備えた行動を取っておくべきというのは、誰もが納得する点ではないでしょうか。
色々なお話がありましたが、参考になったのは現在の資産運用。
- お金を借りて不動産やコンビニ投資
- 仮想通貨
- ドル
見事にインフレを見越したアセットアロケーション!! 円貨での資産運用は低金利の借金で賄い、コア資産は外貨(ドル)で保有し、預金封鎖などに備えて仮想通貨の口座を確保する。
どこまで慎重なんだという思いもしますが、もし景気が回復して金利が上がっても、日本経済が破綻してインフレになっても、どちらにしても低金利のローンで資産運用すれば実質プラスになることを考えると...なるほど。
パネルディスカッション
昨年も感じましたが、テーマが多くて時間が足りていませんね。話題を半分ぐらいにして、一つ一つについてパネラーの意見をもう少し聞けると嬉しいですね。
とは言いながらも、自分なりに気づきもありました。
日経平均
パネラーそれぞれの数字に多少のばらつきはあるものの、2019年の日経平均は、 20,000 - 25,000 のレンジというのがコンセンサスな印象。
今後期待できる国内業種
AI、景気敏感株(機械、電気、非鉄、鉄鋼、ガラス土石、金融)、セキュリティ、IT、建設、不動産など、結構いろいろなセクターが出てきていました。
注意する必要があるのはセキュリティです。これは通常のITセキュリティではなく、FATFによる金融機関に対するマネーロンダリング監査への対策を指して発言をされていたように感じました。もちろんITセキュリティも重要な要素ですが、伝統的な不正アクセス、ウィルスなどの不正ソフトなどのソリューションは、差別化が難しいレッドオーシャンになっていますので、単純にそれに関連する企業への投資を指したものではなさそうです。
ダウ平均
既に昨年下期の下落分を回復し、最高値を目指そうという動きをする中で、概ね強気な予想。2019年は、23,000 - 30,000弱あたりのレンジがコンセンサスになっているように感じました。
ドル円
世界経済の回復で、ドル高という点で一致していました。ただし、これまでのように米国一強というほどの状態ではないので、その点から上限は抑えられている感じ。雰囲気としては、105 - 115 のレンジという感じ。
ビットコイン/ドル
なぜドル建で語ると思いつつも、仮想通貨の中での基軸通貨であることを考えると、為替要素を排除してドルで語るのが適切か...
これはパネラーの意見のバラツキが大きくてコンセンサスがない感じでしたが、話として面白かったのは、過去の色々な事件があったにも関わらず、3,300ドル付近が下限になっているという話。上値はよく分かりませんが、今後本格参入する時には3,300ドルがサポートやレジスタンスになる可能性があることを意識する必要があるかもしれません。
お勧めする資産配分
今年のパネラーの皆様は、細かい割合の違いはあるものの、地域・通貨・資産クラスを分散したスタンダードなものでした。
その中で目に付いたのは、佐々木 融 氏のポンドとユーロ。
- Brexitは英国が撤回すれば白紙にできる。
- EU最高裁は、イギリスが一方的に撤回できると判決を出している。
- 英国では、合意なき離脱をしないと言うのが共通認識になっている。
- 現在のポンドはBrexit発表後に下落したままになっている。
- EUの経済指標は、現在の経済状況よりも悪く出ているように感じる。
これらの話を信じるのであれば、ポンドやユーロへの投資を再考する必要がありますね。私の資産の中では、一部ユーロ建て債券がある程度なので、欧州企業を対象とした投資信託か、それこそFXでGPB/USDやEUR/USDでポジションを取るか。
おみやげ
これがメインではありませんが、ちょっと得した気分で嬉しいですね。
- 資料一式
- ボールペン(たぶんアンケート回答用だけど、インクの質が良い)
- ラバーウッドコースター
ゴムの木で作ったコースター - ドリップバッグのレギュラーコヒー(2パック)
おまけ
仕事柄、金融機関の関係者と会うこともあるのですが、今回は珍しく知り合いが登壇していました。見ていると、「ガンバレ *\(^o^)/*」と応援したくなりますね。
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