マネックス証券の『お客様感謝Day2018』に行ってきた

2018年2月25日

セミナー 投資


今回は数年ぶり2回目の参加です。

”2018年 日経平均3万円への道、AIや世界・投資の未来を語る”と、比較的キャッチーなサブタイトルが付けられています。

備忘も兼ねて、私なりに各セッションの要点を書いておきます。


2018年投資戦略・マーケットアウトルック

私は少し遅れて到着しましたので、途中からの拝聴することになってしまいました。 前半に語られた内容が抜けています。
  • 最近株価の調整はあったが、各種指標を見る限り高すぎる状態ではない。
  • 歴史的に米国債の利回り上昇は、国内株の値上がりになる。
  • 米国株もイールドスプレッドで見ると割高感はない。

人工知能、地政学リスクと世界の動向から見る未来

人工知能(AI)

  • 人工知能は定義自体が曖昧だし、人工知能と呼べるものはまだない。
  • 大きく進んだのはディープラーニングの領域
  • 端的に言うと画像認識技術の向上
    カメラ、センサーからの情報を、視覚情報として認識できるようになってきているので、人の判断が必要だった領域に機械が進出できるようになる。
  • AIを提供する側に大きな富が落ちる。
  • 米国や中国は進化のスピードが凄く、日本は遅すぎる。
    カメラやセンサー技術を持っているからチャンスはあるはずなのに、世界で戦えていない。
  • 軍事利用などのモラル面の議論はあるが、米国や中国はあまり積極的ではない。

地政学

  • 中国はアメリカに対峙する自信を持ち始めており、ストーリーを持っている。
  • 習近平とトランプ大統領が政権を取っている間は、米中関係が大きく改善することはないだろう。
  • 軍事技術でもドローン+AIが出てきており映画の世界ではなくなっている。
    機械に判断させた方が早いが精度が下がる場合、相手が機械に判断を委ねた場合は、こちらも機械に判断を委ねないと負ける。 それは何のために戦っているのだと...
  • アメリカが北朝鮮を先制攻撃する可能性は低いが、中間選挙の結果次第では外敵を求める可能性は少しある。
  • 中東/アフリカも情勢が複雑化しており、いずれも石油価格に影響がある。

マネックス証券のサービスご紹介

  • 信用取引の手数料を安くしたよ
  • マネックス銘柄スカウター使ってね
  • 貸株金利を引き上げたよ
  • 米国株取引もあるよ

荻野目洋子さんのエンターテイメントショータイム

最近バブルの再来とか言われているので、その印象にかけてなのか荻野目洋子さん。

さすがの歌唱力とダンスパフォーマンスですが、客層に合わない感じ。 また、座席も狭いので動くことも難しく...ここはライブとかじゃない方が良いかも。

これからの資産形成の付き合い方

  • iDeco, 積立NISAなど優遇税制を上手く使おう
  • 50代から積立NISAの20年は期間が長すぎるとも言うけど別のメリットもある
    • 所得控除になるので税率の高い高所得者ほど効果が高い
    • 扶養家族が積立NISAをやれば所得から控除されるので、その分の所得を増やしても扶養から外れない

どうなる2018年 日経平均30,000円への道と世界の相場

岡崎氏以外はみんな強気。

日本株

最近調整があったので、年内(または年度内)の3万円は時期が少し後ろにずれると思われる。 それでも、上昇基調は変わらない。

米国株

先日の調整から、Dowで半分、Nasdaqで7割ほど戻しており強い。 中間選挙に向けて、財政出動もあるので、基本的には上昇基調は変わらない。 金利上昇に伴い、株から債権への資金が流れる可能性もあるが限定的ではないかと言う意見が大半を占めるものの、岡崎氏は年金資金などの大口投資家が債権ポジションを高める流れを指摘。 世界的に金余りで資金があるので、株価には影響を与えないかも。

為替

  • ドル円は103円ぐらいが下値で、そろそろ円高圧力は低下するのではないか。
  • アメリカがドル安政策を取ることはない(行き過ぎたドル高の調整はあるけど)。
  • ユーロはボラティリティが高いと思われる。ギリシャやイタリアなどが、財政状況を根本的に改善できていない。 加えて、Brexit問題も解決していないので、通常政策と緩和政策の思惑の間で値動きが荒くなる。

オススメの資産配分

  • 割合は少しずつ異なるが、米国株、日本株、中国株で約70%から80%がオススメ。
    欧州株を資産に組み入れている絵もあったけど、日本で欧州株取引って難しい。
  • 再度の調整が来た場合に備えて、現金/現金相当の資産を10%ほど残す。
  • 異彩を放っていたのが岡崎氏で、完全にインフレ対策な資産配分。
    • 物価連動国債(日本以外)
    • 商品指数インデックス
    • 豪州短期国債ファンド
  • 仮想通貨は、これまでと異なるアセットとして取り入れるべき。
    • 通貨と言えないが、デジタルコモディティだと思えば理解できる。
    • 他市場に影響を与えるほどに存在感がでている(金の十数分の1ほどの規模)。
    • 現時点では、あくまでサテライトとしての位置付け。

おみやげ

  • 資料一式
  • ボールペン(たぶんアンケート回答用)
  • ラバーウッドマルチスタンド
    ゴムの木で作った、スマホやタブレッドのスタンド
  • ドリップバッグのレギュラーコヒー(2パック)

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